2018年11月12日月曜日

マイケル・スワン「言語教育について私が信じていること」

すぐれた英語文法・語法の解説書 Practical English Usage で知られるマイケル・スワンがそういう文章を書いている:




Our job in grammar teaching is not to describe the language, as a grammarian does. It is to build a bridge from A (what the student knows) to B (what we want him/her to know next). If the bridge is too long it will collapse.(文法教育で私たちがやる仕事は,文法家のように言語を記述することではない.私たちの仕事は,A地点(学生が知っていること)から B地点(次に学生に知ってほしいこと)への橋を架けることだ.橋が長すぎればくずれおちてしまう.)
We shouldn’t try to tell the whole grammatical truth, even if we know it. We may need to sell some truth in order to buy simplicity and clarity.(かりに文法の有り様をすっかり知っていたとしても,それをまるごと売りつけようとすべきではない.いくばくかの真理と引き換えに,単純さと明快さを手に入れる必要があるかもしれない.)
興味があれば,続きも読んでみると楽しい警句がもっと見つかるんじゃないかと思う.

0 件のコメント:

コメントを投稿