2018年3月12日月曜日

「科学は葬式のたびに進歩する」を研究したワーキングペーパー

「科学は葬式のたびに進歩する」というのは、マックス・プランクの有名な警句だ。人間、どうしても自分がよくなじんで知っているアイディアにしばられがちだ。それに、歳を重ねると、新規なアイディアを受け入れるのに前向きでなくなる。すると、科学分野の重鎮が死去してようやく新世代のアイディアが日の目をみる、ということになりやすい――というお話は直感としてはよくわかる。でも、それってほんとなんだろうか?

全米経済研究所 (NBER) のワーキングペーパーが、まさにその問いを検討している。論文本体を要約したダイジェスト記事はこちら (via Tim Harford) : 
ここで紹介されている研究によると、答えは「イエス」――スター科学者が早死にすると、その人の共同研究者たちによる研究活動は減少する一方で、分野外の研究者たちが新しいアイディアをその分野にもちこんで、それまでの問いに新しい知見をもたらすケースが増加するらしい。

ダイジェスト記事の翻訳を「経済学101」に載せようと思っていて、いま許諾について未確認のため保留中掲載したYO! 

この研究に言及してるティム・ハーフォードのコラムもおもしろいので一読をおすすめしたい: 

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