2013年2月1日金曜日

しょうもないことを書きたいんだよ

よしゃいいのに,またブログを新設した.つまんないことを書く場所がほしくなったからだ.

いままでは,「はてなダイアリ」のブログ (left over junk) を主に使ってきた.2007年12月から開始しているから,5年以上になる.他にも併設してみたことは何度かあるけれど,どれもすぐに更新しなくなった.曲がりなりにも継続してきたのは,left over junk だけだ.

でも,最近はめっきり更新しなくなった.ひとつには,ゲリラ翻訳のエントリを一挙に削除したのが大きなきっかけになった.(ちなみに,つい昨日もゲリラ翻訳の PDF をグーグルサイトからまとめて削除した.とうとう正式な警告が権利者からきちゃったので.)

ただ,それと並んで大きな理由がある.しょうもないことで更新するのがいやになったからだ.このあたりには循環がある.まず,長らく更新しないでいると,なぜか自分で勝手にハードルを上げてしまうクセがある:「久しぶりに更新するなら,それなりに中身のあることを書かなくちゃいけない」という気分になってしまう.これがいけない.ハードルを勝手に上げちゃうから,ますます書かなくなる.すると更新しなくなって,さらにハードルが上がり…とわるいループに入る.――よくあることですな.

さて,気楽にしょうもないことを書くなら,twitter があるでないか,と思われるかもしれない.まあ,たしかにそうで,やれ「じんわりとコーヒー」だの「王将で豪遊」だの,それはもうしょうもないことを日夜つぶやいている.

けど,あそこでも意外と気後れする場合がある.なまじフォローしたりされたりする人数が増えているおかげで,あれはあれでハードルができてしまっている.なんといっても,長くなる話はダメ.連続ツイートはよくない.いや,誰も連続ツイートを禁止してなんかいないんだけど,「この話が自分のTLに流れてくるのをいやがる人はけっこういるだろうな」と思うと,自分でストップがかかる.

「いや,そんなん気にせずに自由にやればいいじゃん」という声もあるだろうし,自分でもそう思うけれど,ダメ.ぼくは小心者なので,「気にせず自由にやろう」と意識的にがんばらなくちゃいけなくなってしまうのだ.そして,ぼくはがんばるのキライ.

だいたい同じ理由で,Google+ もダメ.あれもフォローしている人のページに,こういうしょうもない話を流し込むことになってしまう.

ようするに,ソーシャル系のサービスはことごとくダメってことになる.ぼくみたいなタイプの小心者が,しょうもないことを垂れ流すチラシの裏は,あっちにはないんだと思う.

じゃあ,古式ゆかしい「ホームページ」はどうだろう.それもわるくない.実際,こんなページもつくってみたりした.いやー,びっくりするほどしょうもないぞ,自分.(それにしてもグーグルサイトは使いやすくていいですわね.)

ただ,時系列で整理されるのはやっぱりいいもんだ.記憶のフックには,やっぱり時間が効いてくる.それに,たんに非公開でしこしこテキストファイルに打ち込みたいわけじゃない.しょうもないことといえども,「もしかして読むかもしれない架空の読者」をうっすら意識しないと,意外に書けないもんなんだ,少なくとも,ぼくは.

じゃあブログがええんでないの――で,ことここにいたる.


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