たとえばこんなパターン:
- 女性が(マイノリティが/被差別側が/ブラック企業の従業員が),男性に(マジョリティに/差別側に/ブラック企業に)異議を申し立てている,という構図
- 伝統的な権威を攻撃している,という構図
こういう構図になっている議論を見かけたときに,その中身を見ないままで,異議を申し立てている側が正しいにちがいないと決めてかかってしまうことがあるかもしれない.そこまでではないにせよ,ついつい議論の筋道を確かめるときに注意を怠ってしまう,というケースもありそうだ.
似てるパターンでは,結論で好ましいこと,よいことを言っている(ように見える)ので,その途中の議論をよく見ないで賛同してしまう(あるいは Twitter で RT して拡散してしまう),という例もありそうだ.たとえば,ここで批判的にとりあげたエッセイは,大学教育が民主主義にとってすごく意義があるものだということを言っているので,その結論らしきものや全体的な論調を見て,それだけで支持したり賛同したりしてしまった人がいたんじゃなかろうか.
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