2017年9月30日土曜日

にっき: 本棚もなくなった

紙の本や漫画をあらかた処分して,やっと本棚を片付けられる段階までたどり着いた.他にもあれこれと処分して,かなりのスペースを確保できた.すばらしい.最後の方は,古い段ボールからでてきた90年代の同人誌をズギャッとまとめてゴミ箱行きにしたり,カセットテープのウォークマンなどなどのガラクタを粗ゴミ回収に出したりしてた.なんでそんなものが残してあったのか,じぶんでもよくわからない.

いや,「よくわからない」じゃなくて,ようするにいままで捨てるかどうか判断せずにきたものがたまりにたまってただけだった.

押し入れの奥までぜんぶひっくり返して次々に処分してみると,べつにむりやり努力してミニマルに暮らそうとするまでもなく,持っておくべきものはそんなにないんだなとよくわかった.

2017年9月29日金曜日

にっき: 0-sim 解約

すっかり使い物にならなくなった 0-sim を解約して sim カードを返却した.Surface3 に挿す sim カードがなくなっちゃったけど,少なくとも当面はテザリングだけでまかなうつもり.


2017年9月28日木曜日

用例: 'might-have-beens'

「欠かせないモノ」という意味の must-have はよく見かけるけど,これははじめて目にした:
might-have-beens(複数形!)で,「そんなことやあんなことがあったかもしれない」といういろんな可能性のことを表しているようだ.もちろん,仮定法過去完了の might have been ... をハイフンでつないで1つの名詞句にしている形式だ.

念のため混乱がないように付け加えると,might-have-been の have は完了の助動詞,must-have の have は本動詞.

にっき: Habitica lv.100

睡眠時間の枠は確保してるのに,なぜか2~3時間で目が覚めてそこから眠れない日が続いてる.つらい.

用例: be going to + 進行形

ソニー Xperia のデザインがそろそろ刷新されそうだという The Verge の記事から:
Sony typically unveils major phones at Mobile World Congress, in February, and then again at IFA, in August. So we’re probably going to be waiting until at least this coming February to see anything.
ソニーはたいてい主な新機種を Mobile World Congress で2月に発表し,それから IFA で8月に発表する.というわけで,すくなくともこの2月まで待つことになりそうだ.
「なりゆき」を表す will be V-ing と同類かな.

2017年9月22日金曜日

2017年9月21日木曜日

ステレオタイプ: ちょっと抜粋

ステレオタイプそのものを避けようとするのは無理だろうという話は、いくつかの機会に読んだおぼえがあるのだけど、いまひとつ「そうそうこれだった」というのを思い出せない。ピンカーあたりじゃなかったかと思うんだけどな。

ステレオタイプ

「*差別* は基本的にパターン認識でそういう認識の方がおうおうにして得になる」ではなくて、「*ステレオタイプ* のなかには実態をけっこう正しく反映したものもある」くらいなら、そうだろうと思う。

「差別」「偏見」「ステレオタイプ(紋切り型)」は密接に関連こそしているけれど、いっしょくたにしてはこまる。

2017年9月20日水曜日

にっき: ATOK Passport はじめました

ATOK Passport を使い始めた。PC で学習した変換辞書が Android 端末にも同期されて、Xperia Z4 Tablet でも長文入力がいくらかやりやすくなった。たとえば――

  • 「構成素」
  • 「破擦音」
  • 「本営直通高度緊急非常事態用指令伝達回線保守確認任務」

――といった言葉の変換がとても円滑にはかどるようになった。これはありがたい。

ただ、どうもAndroid版「ATOK Passport版 Pro:プレミアムキーボード」は動作が重かったり、急にクラッシュしたりといった短所がすでにちらほらあらわれてもいる現れてもいる。物理キーボードをつないでいるのにソフトウェアキーボードをどーんと表示してくるのも困る。

追記.レビューで多数指摘されているとおり,Android 版はやたら重く,タブレットの挙動が全体的に遅くなってしまう.これはちょっと耐えられない.

謎の症状: Huawei P9 で wifiテザリングができなくなった

いちおう解決済みではあるけど,なんでなおったのかわからない.

2017年9月17日日曜日

にっき: 自宅 NAS の重要フォルダを OneDrive にバックアップ

紙の本や論文その他を裁断してスキャンした PDF ファイルは,自宅の NAS(ネットワーク接続ストレージ)にため込んでいる.ぼくが使ってる NAS (Synology DS216j) のディスクは2連式で,片方がイカレてももう片方に必ず同じものが保持されるよう設定してるし,念のためにも外付けハードディスクにバックアップもとっているので,よほどの不運が重ならないと大事なファイルを失ってしまうことはないハズだ.

2017年9月11日月曜日

clip: 科学ニュースのソース明記

▼ 科学ジャーナリストとして活動してる松永さんのツイート:

にっき

勤労ライトノベルの『なれる!SE』シリーズが16巻で完結.終盤はえらく規模が壮大になっていたけど,いい頃合いで本編を終わらせられたんじゃないかと思う.


2017年9月10日日曜日

翻訳の例題: 物語文の前景と後景

やってみようという人がいるかどうかわかんないけど,翻訳の練習問題をひとつ.次の一文を「読みやすい」日本語に訳してみよう:
A young man named Alexander Fleming was earning a wage through a boring job in shipping when his uncle died, leaving him enough money to quit and enrol at St Mary’s Hospital Medical School in London instead.

(ヒント: この例題の鍵となるのは,'when' 節の扱い.)

ぼくのサンプル訳は明日あらためてこのチラシの裏に書き付けるとしよう.

追記: サンプル訳と目の付け所

例題をぼくなりに訳すとこんな感じ:
アレクサンダー・フレミングという若者が商船会社のたいくつな仕事で生計を立てていたところに,叔父が死んでけっこうなお金が転がり込んできた.若者は仕事をやめて,その金でロンドンのセントメアリー病院医学校に入学した.
英文の目の付け所は,'when' 節だ.くれぐれも,こんな風に訳してはいけない:
叔父が死んだとき,アレクサンダー・フレミングという若者は商船会社のたいくつな仕事で生計を立てていた.そして,けっこうなお金が転がり込んできた(…)
叔父が死んでけっこうなお金が転がり込んできたとき,アレクサンダー・フレミングという若者は商船会社のたいくつな仕事で生計を立てていた.
多くの場合,'when' 節は主節が述べる出来事の後景を伝える.たとえば,マイケル・スワンせんせの学習英文法書ではこんな風に解説している:
この3つの単語〔as, when, while〕はどれも,〔主節の出来事より〕もっと長い「後景」の動作・状況を導入するのに使える.あることがおきる/おきたときに進行中だった動作・状況を伝えるのだ.

As I was walking down the street I saw Joe driving a Porsche.(道を歩いていたらジョーがポルシェを運転してるのが目に入った)
The telephone always rings when you are having a bath. (お風呂に入っているときにかぎって電話が鳴るんだ)
While they were playing cards, somebody broke into the house.(トランプで遊んでいたら,誰かが家に押し入ってきた)

通例,こうした動作・状況を表すのには進行時制が使われる(was waling; are having; were playing).だが,as と while は単純時制でも使える.とくに,sit, lie, grow のような「状態動詞」といっしょに使われる場合は単純時制となる.

As I sat reading the paper, the door burst open.
(座って新聞を読んでいたらドアが勢いよく開かれた)

(Michael Swan, Practical English Usage, 2016, §251)

ものすごく単純に言うと,出来事を語るとき,際立つ《前景》とそれを支える《後景》は,文法的にこういう対応になりやすい:
  • 《前景》:主節:単純時制
  • 《後景》:副詞節:進行相
日本語の例を比べてみよう:
  • (a) ジョギングをしていたときに,ぼくは捨て猫を見つけた.
  • (b) 捨て猫を見つけたときに,ぼくはジョギングをしていた.
どちらも文法的におかしくはないけれど,それぞれ性質がちがう.例文 (a) の方は捨て猫を見つけた出来事が《前景》であって,その出来事の後景を「~ときに」で提示している.一方,(b) の方は捨て猫の件は《前景》になっていない.たとえば捨て猫を見つけたのは聞き手もすでに知っていて,「で,それっていつのことなの?」という疑問に答えるのならこういう構文をとるかもしれない.

ところが,今回の例題にした英文では,《前景》《後景》が次のようになっている:
  • 《前景》:「叔父が死んだ」:when 節:単純時制
  • 《後景》:「生計を立てていた」:主節:進行相
'when' 節がいつでも《後景》に対応するとはかぎらないわけだ.スワンせんせいも,さきほどの箇所に続いてこう解説を加えている:
こうした状況を言い表すのに,短い方の状況・出来事を when で導入することもできる.ただし as や while はそういう風に使えない.

When the telephone rang I was having a bath.
(NOT As/While the telephone rang...)
電話がなったとき,ぼくはお風呂に入っていた.

When the burglar broke into the houes, they were playing cards.
強盗が家に押し入ってきたとき,彼らはトランプで遊んでいた.
出来事が順に起きるのを述べる物語文で《前景》《後景》のどちらを表すかという点では,主節か when 節かという区別よりも単純時制か進行相かという区別の方が強く効いてくるのではないかとぼくは思っている.


関連ポスト




"GOP establishment"「共和党本流」

「ハリケーン《イルマ》が危険だと警告しているのはリベラルの陰謀だ」(大意)と発言して物議と失笑をおこしているラジオパーソナリティのラッシュ・リンボーの件にふれて,クルーグマンがブログで「これを例外だと思っちゃいけないよ」と書いている:
But you’re missing the point if you think this is about Rush Limbaugh. Crazy conspiracy theorizing about climate change isn’t an aberration on the right, it’s the norm. Almost every senior figure in energy and environmental policy within the Trump administration is a climate change denier, with most of them having expressed the view that the science is a hoax. And in this case Trump isn’t bypassing the GOP establishment: these people are the party’s establishment.
だが,これがラッシュ・リンボーひとりの問題だと思うと大事なところを見失ってしまう.気候変動についてイカレた陰謀論をめぐらせるのは,右派の異常事態ではなくて,平常運転だ.トランプ政権でエネルギー・環境政策にあたっているお偉方のほぼ誰をとってみても気候変動否定論者で,これまでに気候変動の科学はインチキだと表明したことがある.そして,この件ではトランプは共和党本流を頭越しに無視していない:この面々は共和党の本流だ.
("The Paranoid Style In Conservative Politics," The Conscience of a Liberal, Sept. 9, 2017)
内容が気になる方は原文でつづきをどうぞ.ここでは,純粋に語学的な話しかしない.

"GOP establishment" は「共和党本流」と訳すとしっくりくるように思う.ある社会や集団で影響力・権力がある人たちのことを言う(OALD参照).日本語の「本流」「傍流」もだいたいそういう区別に相当している.『新英和大辞典』(研究社)は,この語義に「支配階級」「体制」の訳語をつけている.それはそれでいいけど,この文脈で「共和党支配階級」「共和党体制派」では,「いったいなんのこっちゃ?」となってしまう.

ちなみに,GOP は Grand Old Party の略で,共和党のことを指す.

(そういえば,高校生のとき,「えすたぶりっしゅめんと」ってなんじゃろうと思って英語の先生に質問してもけっきょくピンとこなかった記憶がある.べつに英語の文章かなにかに絡んだ質問じゃなくて,山本耀司が「反エスタブリッシュメント」だとかなんとかという話がよくわかんなかったの.)

2017年9月9日土曜日

"you could be Jack Ryan, Jack Sparrow, or Jack the Ripper"

ここに抜粋して訳した文中に,主節で話し手以外の視点をとる認識的法助動詞の例があった:
And we bet you're right. You are probably perfectly safe.
But SHE doesn't know that -- when she meets you, you could be Jack Ryan, Jack Sparrow, or Jack the Ripper. 
読者の「あなた」 は,じぶんが安全な男性なのを百も承知だとしても,相手の女性から見れば本当に安全な優良物件男なのかイカレた殺人鬼なのかわからないでしょ,という趣旨の文で,話し手が「~でありうる」「~かもしれない」と考えてるわけでもないし,読み手の you がそう考えてるのでもない.

「あばずれ叩き」と共有地の悲劇

「午前中」の時間指定でお願いしていたのになかなかこない配達を待ちながら,マックス & ミラーせんせいズのモテ本でマーカーをつけたところをなんとなく見返している.
男連中なら知ってのとおり,男性どうしの競争戦術のなかには,おろかで馬鹿げてるものもある.そこは女性も変わらない.キミが本書を読んでいるくらい賢明な人なら,キミの相手にふさわしいくらい賢明な女性だって,女性どうしの競争にあるいろんな馬鹿馬鹿しい部分をあらかた理解してる.アホな男どもにキミがげんなりしてるのと同じように,彼女たちだってアホな女にげんなりしてる.だけど,べつに尊敬もしてない男どもからの社会的な賞賛を手に入れようとキミが模索してるのとまったく同じように,女性たちだってべつに尊敬してない女連中から社会的な賞賛をえようとしてる――で,そんなことをこれほどまでに本能的に気にかけてしまっているじぶんにあきれてしまうことだってよくある.
 でも,男女の類似点はこれで打ち止めだ.女性が社会的にうけやすい打撃は男性とずいぶんちがう.平均で見ると,体育が苦手だったりケンカが弱かったり稼ぎがショボかったりしても,女性は男性ほど心配しない.だが,知人・同僚・家族・ご近所でのじぶんの性的な評判についてはとても気にする.具体的には,現代社会におけるあばずれ叩きがじぶんの評判におよぼす,実存をゆるがすほどの脅威を心配してじりじりしている.
 こと,あばずれ叩きとなると女性はおたがいに容赦ない.1人の女性の社会生活をまるごとつぶしたければ,彼女のことをろくに知らない人たちによって交友メディアにセックスにまつわる意地の悪い噂が流れればこと足りる.大学を卒業するまでに,やれ「あの子はあばずれだ」だの「売女」だのと言ったネタで他の女性たちについて女性どうし非難やからかいの言葉を交わしているのを(教室で,学生寮で,女子寮で,職場で)何年にもわたって耳にすることになる.誰かとタイミングのわるい一夜限りの関係をもったり無思慮な友達とつきあって見返りをもらったりしたときにどれほどの不安を覚えるか,想像してみよう.女性によってはすっかり思考が麻痺してしまうほどだ.
 一人の男性として,というか社会のまっとうな一員としても,次の点はぜひとも理解しておきたい――女性のあばずれ叩きは,深い自己嫌悪や集団内嫌悪の産物ではないんだよ.そうじゃなく,これほど広くあばずれ叩きが見られるのはなんでかって言うと,いいボーイフレンドを手放さずにおきたい女性にとって好色なライバルは最大の脅威だからだ.「あばずれ」が叩かれ軽蔑されるのは,べつに女性たちが「あばずれ」たちの性欲のありように居心地悪さを覚えているからじゃない.「あばずれ」たちが恋人探しの手練れだからだ.これは,大半の女性にとってほんとに差し迫った脅威になる.そのため,女性がキミとの短期的なお付き合いを考えているとき,同時にこんなことも考えてるものだ――「学校や職場で誰かに嗅ぎつけられたりしないかな?」とか,「週末にママと Skype でおしゃべりしてるとき,この件でどんな気分になるだろう?」
 女性が好色にふるまうのは,恋人探し市場で「共有地の悲劇」効果ももたらす.ある女性が2回目のデートでフェラしてあげようかともちかけたら,他の女性たちがとびっきりのご褒美として4回目のデートまでとっておくのが難しくなる.これにより,もっとたくさんのセックスをもっとたくさんの男性にもちかけてやらないと恋人探しゲームにとどまれなくなってしまう下方スパイラルがうまれる.この点で,あばずれ叩きは他の女性たちにもっと厳しい性的規範を強制することで,べつにあらゆる女性が本人ののぞむ以上に好色に振る舞わなくてすむようにする方法となっている.
 かくして,あばずれ叩きは女性の情動の根っこにまで深くしみついて,自尊心を手ひどく痛めつけ,損なう.だからこそ,よほど自信と性的経験をたっぷり持っている人でもないかぎり,たいていの女性は一晩かぎりの情事をおえた翌朝に,じぶんのことを立派に思えなくなってしまうんだ.一度きりの情事を終えた朝に歩く家路を女性たちが「恥辱の道」と呼ぶのにも理由があるわけだよ.
 あばずれ叩きのリスクをふまえたうえで典型的にとられる女性の戦略は,短期的な恋人づきあいをひそかにすすめて,知らぬ存ぜぬをとおす余地をたっぷり用意しつつ,適応的な自己欺瞞や状況による合理化を図ることだ.気軽なセックスをしても信用できる言い訳が用意できるならあばずれ呼ばわりのリスクを低減できる――「誕生日だったの」「すっかり酔ってたから」「春休みでついつい」「だってジャマイカでのことだし」「前からずっと彼の文章に心酔してたから」などなど.
(Tucker Max & Geoffrey Miller, Mate: Become the Man Women Want.) 

「こいつぁ優良物件ですぜ」

――という意味のフレーズ:
... so an adoring Border Collie says to any woman in the dog park, "This guy's a keeper." (〔飼い犬の世話をちゃんとできるというすぐれた資質の証拠になるので〕だから,かわいらしいボーダーコリーを連れ歩いていれば,ドッグパークにいるどんな女性にもこう物語ってくれる:「こいつぁ優良物件ですぜ」)
(Tucker Max & Geoffrey Miller, Mate: Become the Man Women Want.) 
例によって Oxford Learner's Dictionary せんせいにお伺いすると,"keeper" は「とっておく値打ちのあるもの」だそうだ:
(informal) something that is worth keeping
-er がついているけれど,とっておく側ではなくてとっておかれる側を表すのが面白い.

"most every woman..."

「あれ,そういう使い方するのか」と気になった箇所(太字強調は引用者によるもの):
... which is very attractive to most every woman you are going to meet. (これはキミが出会う女性のほぼ誰もにとって魅力的だ)
(Tucker Max & Geoffrey Miller, Mate: Become the Man Women Want.) 
ようするに「たいていの女性」ということなんだけど,文法的には単数扱いの every と most がいっしょにでてくると違和感を覚える.

Oxford Learner's Dictionary せんせいにおたずねすると,北米の略式な語法で almost と同義だと書いてある:
(North American English, informal) almost
I go to the store most every day.(ほぼ毎日あそこの店に通ってます)


clip: リチャード・ドーキンス一人語り(動画)

たぶん,新著 Science in the Soul の刊行に合わせたトーク.いろんな専門家の一人語り動画を公開している Big Think の YouTube チャンネルから:

  1. "Richard Dawkins Reveals How Science Really Works: Imagination, Intuition, Evidence, and Truth" (YouTube, Sept. 8, 2017) 
  2. "Richard Dawkins; No Civilized Person Accepts Slavery, So Why Do We Accept Animal Cruelty" (YouTube, Sept. 2, 2017)
  3. "Richard Dawkins; No, Not All Opinions Are Equal" (YouTube, Sept., 2017) 
  4. "Richard Dawkins: The Dangers of CRISPER, Designer Babies, and Artificial Genetic Mutation" (YouTube, August 21, 2017)
  5. "Richard Dawkins: 2 Flaws Plague Unscientific Beliefs, from Trump & Alt-Right to Religious Doctrine" (YouTube, August 15, 2017) 


2017年9月8日金曜日

にっき


  • ひたすら冷房をかけ続けていた8月の電気代が 8,000円ちょっとにおさまってほっとしてる.
  • 不用品処分の道は長く険しい.それでも,押し入れにしまいこんでいたモノもあらかた処分したし,衣類もずいぶん捨てた.そのかわりに,基本的なデザインのお高いシャツを4枚ほど確保して順に着まわすようになった.
  • 本の処分は,やっと終わりが見えてきた.実物の紙の本で手元に残すのはせいぜい10冊くらいだろう――タフティの Visual Explanations みたいな大型の凝った本とか,画集とか,その程度だ.残しておくべきものはとっくにスキャンしてあるので,あとはただ捨てるか二束三文でブックオフ送りにするかのどちらかだ.




clip: いろいろ

雑多に.

clip: ハリケーン「ハーヴィー」と土地規制

土地規制がゆるいせいで今回の洪水がおきたり悪化したりしたわけではないという記事を訳した:



一方,クルーグマンはハーヴィーに言及して都市の区画規制・土地利用規制の必要性を述べている:




2017年9月7日木曜日

clip: ハーフォードせんせいのおすすめ本: G.カスパロフ Deep Thinking

コラムニスト・経済学者のティム・ハーフォードせんせいのブログで紹介されていた本:

著者のカスパロフせんせいは言わずと知れたチェスの元チャンピオンで,人工知能「ディープブルー」と対戦した人.Kindle版はお安いね.タイトルをグーグルせんせいに訳してもらうと,『深い思考:機械知能が終わり、人間の創造性が始まるところ』だそうだ.

ハーフォードせんせいの紹介文いはく――
「機械知性の限界とその先にある人間の創造性」を考察すると宣言しているものの,この論点についてはとくに深いことは言っていない.それでも,カスパロフはイノベーションと冒険にちていくつも面白いことを言っている(リスクの高い基礎研究より限界利得をとる方が好まれている点をぼくと同じく,彼も懸念している).それに,チェスにおける AI の歴史はすばらしい.本書のキモは,ディープブルーと彼の対戦録で.まるでスリラー小説のような読み応えがある.良書.

関連して,カスパロフの TED トーク:
ちょっと英語にクセがあるけど,おもしろいよ.






にっき

お年頃なので,おいしゃさまで検査を受けてきた.眼科で緑内障(眼圧・視野)の検査,内科で尿検査.どっちも問題なくていっぱいうれしい.

2017年9月5日火曜日

「我々は短期的に技術を過大評価し長期的に過小評価してしまう」

――というフレーズを,ロドニー・ブルックスは TED Talk のなかで A. C. クラークの言葉として引用している.


出典は不明(Harvard Business Review の記事でもクラークの言葉として引用している).もとの英文で検索すると,Wikipedia 英語版の未来学者 Roy Amara の項目が引っかかって,Amara's Law(ロイ・アマラの法則)という名称で知られていると書かれている.

だからどうってことはない.

にっき

シャワー浴びてるあいだに大阪府の「880万人」災害訓練アラートがきてた.

2017年9月3日日曜日

clip: すぐに役立つ語用論?

日向清人氏のツイート:

clip: 「サイエンスウォーズ」togetter3つ

他人さまがまとめたやつ:

2017年9月2日土曜日

clip: ベゼルなし&縦長画面に向かうスマートフォン

多少スマートフォンの動向に関心がある人なら知っているとおり,スマートフォンは画面の上下左右にある「額縁」(ベゼル)をかぎりなく狭くしていく傾向が強まってる.

2017年9月1日金曜日

禁止の言語行為@商店街




「ここは自転車に乗れません」は,自転車が禁止されている事実を報告しているのに対して,「自転車に乗ってはいけません」はもっと直接的に禁止(命令)している度合いが強い.

「ここは自転車に乗れません」は事実かどうかの真偽が問えるだろうし,権限もなにもない通行人でも「ここは自転車に乗れません」とは言えるだろう.他方で,「自転車に乗ってはいけません」は発言する人間の権限が問われそうだ.