2017年3月22日水曜日

weblog: ポッドキャスト: 芸術の進化心理学

哲学ポッドキャストの Philosophy Bite に,芸術の哲学をやってる Stephen Davies せんせいが登場して,芸術への進化論的アプローチをもろもろ紹介している:



2017年3月19日日曜日

weblog: 「予算案の仮面をかぶった政治キャンペーン」

――と,トランプ政権から発表された予算案概要を Stan Collender という財政の専門家が評しているそうだ.紹介しているのは,例によってクルーグマンのコラム:
今週,トランプ政権は予算案概要を出した――もっと正確に言えば,「予算案」概要だ.本物の予算案なら,お金がどこから入ってきてどこに出て行くか詳しく述べるものだ.今回の発表で取り上げているのは,連邦政府の歳出の3分1ていどでしかないし,歳入や赤字の予測についてはなんにも言っていない.

財政の専門家 Stan Collender が言うように,「これは予算案ではない.トランプの政治キャンペーン広報資料が政府文書の仮面をかぶっているだけだ」

今回のコラムの要点は,タイトルのとおり:「保守派の幻想が現実と衝突する」――大きな政府には無駄だらけなんですけお! おれたちがやればもっともっと無駄をなくせるんですけおおおお! …やっぱりだめだったよ,みたいな.
  • 右派は「政府の支出なんてどうせ無駄だらけ,タフなリーダーならそんなものは根絶できる」という考えを広めてきた.
  • オバマケアを撤廃して「もっとはるかに金がかからずはるかにすぐれた」とトランプは約束したけれど,フタを開けてみれば,代替案では2500万人から医療保険をとりあげる結果になると予測されている.
  • もっと一般的に,連邦政府の支出全体を見れば,防衛費を除くと,大きな割合を占めているのは社会保障給付・メディケア・メディケイド,つまりは何千万人ものアメリカ人にとってきわめて重要な項目だ――皮肉にも,トランプ支持の中核層となってきた人たちも,そこに含まれる.
  • じゃあ,なんで多くの人が「大きな政府」に反対しているんだろう? 
  • まず,世間の人たちは政府支出について,実態から乖離した理解をしている.たとえば海外援助は実際には1パーセント程度のわずかな割合なのに,多くの人はずっと大きな割合だと思っている.社会保障給付やメディケアの受給者のなかには,じぶんがそうした給付を受けていると自覚していない人がたくさんいる.
  • (保守系メディアの力もあって)世間で政府支出の実態がゆがんで理解されていることで,それにつけいる余地が政治家にうまれる:大幅に無駄な支出を削減してみせると請け負って見せるのだ.一方,有権者はそうした削減がじぶんの生活にどう響いてくるのかよくわかっていなかったりする.
  • そう言っていた政治家たちが実際に政権を担当すると,先日のオバマケア代替案みたいな事態になる.

▼ 参照:










2017年3月16日木曜日

お買い物:エルゴノミクスなキーボード

ここしばらく右手首にちょっと痛みを覚えたのをきっかけに,キーボードを新しくした.

キーボード単品ではなくて,独立したテンキーとマウスとのセットだ.どれも無線式で,USB端子に共通のレシーバーを1つ挿して使用する.

weblog: シュワーツ「科学研究における愚かさの重要性」

▼ マーティン・A・シュワーツ「科学研究における愚かさの重要性」
前半はこんな感じ:

2017年3月14日火曜日

weblog: クルーグマン NYT コラム

健康保険制度ネタのコラムとは別に,通常営業の NYT コラムも掲載されている.タイトルは「事実は人民の敵なり」:
冒頭はこんな感じ:
2期目のオバマ政権下で,雇用は103万増えた.ひと月あたり21万4千件だ.これにより,失業率は5パーセントを下回った.いくつもの指標が,アメリカ経済が完全雇用にかなり近づいていることを示していた.ところが,トランプはこれを「インチキ」と呼んで,アメリカ人は本当は大量失業に苦しんでいるのだと主張していた.

さて,トランプ政権になって最初の雇用レポートが出た.今回の23万5千件の雇用増加という数字は,これまでの傾向の継続のように見える.そして,政権はこの手柄は自分たちのものだと主張した:トランプ政権の報道官はこう発言した――雇用の数字は「いままではインチキだったかもしれないが,いまは非常に現実だ」

居合わせた記者たちは笑った――そうしたことを,彼らは恥じるべきだ.これは冗談どころじゃない.いまやアメリカは,客観的事実があるということを根本から拒絶している党と大統領に統治されている.その一方で,じぶんたちが現実だというものを現実だとみんなが受け入れるのをのぞんでいる.

weblog: オバマケア0.5 続き

連邦議会予算事務局 (Congressional Budget Office; CBO) から,「オバマケア0.5」こと共和党による健康保険制度の新法案の及ぼす効果・影響の推定に関する報告書がでた:

サマリーに目をとおしてみると,「連邦予算への影響」では2017年から2016年の期間に3370億ドルの赤字が削減される一方で,「健康保険加入数への影響」では2018年に健康保険加入者が1400万人減し,さらに2018年から2026年の期間に健康保険未加入者は2100万人増えると予想されている.

米国時間で13日に出たこの報告書を受けて,すぐさま(例によって)クルーグマンが NYT コラム「トランプケア vs. オバマケア:予告済みの黙示録」で取り上げている:





2017年3月11日土曜日

weblog: 大学はシグナリングのためか

心理学ネタを扱っている動画チャンネル "Bite Size Psych" から:


動画の解説は,大卒の方が高卒よりも統計的に所得が高く失業率は低くなりがちな傾向について,それが技能ではなく大卒資格が知性・勤勉さなどの特徴を保証するシグナリングとなっていることに理由があるという立場をとっている.その立場への賛否によらず,動画はよくできているのでこの話題に関心があれば楽しんで見られるだろう.