2015年11月9日月曜日

「宗教は子供の利他性・道徳にマイナスの影響」(ガーディアン紙)

キリスト教・イスラム教・無信仰の家庭の子供たちを対象にした心理学研究の報道.宗教的な家庭の子供ほど利他行動が少なく,不正への罰をきびしくするという結果が得られたそうだ.

たとえば,子供たちにステッカーをあげて,「ただ,みんなにあげるほどたくさんはないんだよ」と伝えたとき,その子供が人と分かち合うかを調べて,利他行動をはかったところ,キリスト教・イスラム教の子供は,無信仰の子供と比べて利他行動が少なかったという.

『ガーディアン』の記事から:
  • 対象は5才から12才の子供,およそ 1,200人.
  • 国・地域はアメリカ,カナダ,中国.ヨルダン,トルコ,南アフリカ.
  • 24パーセント近くがキリスト教,43パーセントがイスラム,27.6パーセントが非宗教的.
  • ユダヤ教・ヒンドゥー教・不可知論・その他は数が少なすぎて統計的に妥当でなかった.
もとの文献:

(via Leiter Report)

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