- マイクロソフト "Sculpt Ergonomics Desktop" [Amazon]
キーボード単品ではなくて,独立したテンキーとマウスとのセットだ.どれも無線式で,USB端子に共通のレシーバーを1つ挿して使用する.
3年近く前にデスクトップPCを処分して以来,PCはモバイル機だけを使っている.いま使っているのは,メインに Surface Pro4,サブに Surface 3 の2台だ.どちらも着脱式キーボードの「タイプカバー」を使用する.どちらの機種でもタイプカバーはとてもよくできていて,基本的にはこれでも文字入力に不便はない.ただ,モバイル機のサイズに合わせてキーを詰め込んでいるために,やや狭苦しい.
さいわい,Surface はタイプカバーをはずしてタブレット形状にできるので,他のキーボードと組み合わせて使いやすい(参考:「物書きのためのタブレット」).いままでは,ロジクールから2007年に発売された diNovo Edge キーボードを Surface Pro4 と組み合わせて使ってきた.
作業環境としてはそれでほぼ不満がなかったのだけれど,もうちょっと手首への負担を軽くできないかといろいろ物色して,今回のお買い物とあいなった.
手首にやさしそうなところ以外で,キーボード選びで重視したのは次の点:
- キーボード本体にテンキーがついてないこと:右側にテンキーが配置されているとマウスとの距離が離れて不便.
- 電源は電池式:クレードルにさして充電するタイプは置き場所に困るので愛用のエネループを使い回せる電池式に.
- JIS配列:長く自宅用キーボードに使ってきた diNovo Edge は US 配列で,それなりに慣れてはいるものの,Surface のタイプカバーをはじめとして普段使いの端末は JIS 配列なので,感覚を切り替えながらタイピングするのがめんどうになってきたので,ここで統一することにした.
実際に使い始めての感想:
- 中央に向かって盛り上がる形状は,たしかに手首をあまりひねらなくてすんでいくらか楽に感じる.
- パームレストの素材は適度にやわらかくて,べたつきのないさらさらした感触.気に入ってる.ただし,経年劣化の進み方が心配だ.
- キーの配列は Windows 用としてごくふつう.ただ,中央の大きな隙間をはさんで左右に分断したかたちになっているので,いつものキーボードと運指の感覚がちがってくる.これは3日目であまり違和感を覚えなくなった.
- 本体右上にあるボタンでファンクションキーとメディアキーを切り替える仕様になっている.わるくはないけれど,Fn キーの押し下げで随時切り替えられる方がありがたかった.たとえば,文章を入力しているときに Fn +左右の方向キーで行頭・行末に移動できる方がぼくにとっては使いやすかった.
- セットのマウスも,思った以上に使いやすい.とくに,握ったときに手首をひねらずに自然な角度にしておけるのがありがたい.左右クリック・上下左右スクロール・中央ボタンの他に,親指の位置に「戻る」ボタンと Windows キー相当のボタンが配されている.背が高くてずんぐりした形状なので持ち運んで使うのには向いていないけれど,自宅では今後このマウスを使っていくことになりそう.ただ,ラバー素材の劣化が早いという話があって心配.
- テンキーはいまのところ出番なし.ワイヤレスなので,使わないときはどこか邪魔にならないところに放置しておける.強いて言うと,電源をオフにしておけるといいんだけど.
▼ 参考:
- 「Microsoft Sculpt Ergonomic Keyboardが最高に使いやすい」(hackstak,2015年2月1日)
- 「試用レポート:マイクロソフト Sculpt Ergonomic Desktop」(Joshinウェブ,2013年12月4日):家電量販店「ジョーシン」の試用レポート.
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