今日のクルーグマン:「バーナンキ,お前もか」("Et Tu, Bernanke?" June 23, 2013).
連銀が積極的な金融緩和を手じまいにするとほのめかしているのはダメ,ゼッタイ.右派の脅しに屈したのかバーナンキ,という内容
[コラム要旨1] 連銀はいままで積極的な金融緩和をやってきた.クルーグマンにしてみれば「まだまだ足りない!」という部分もあったけれど,それでもやってる方向は正解だった.ところがここにきて緩和の切り上げをほのめかすメッセージが連銀からでてきている.
[コラム要旨2] そうしたメッセージは予測に働きかけて金利に影響をもたらし,それがさらに民間支出を減らす方向に影響をもたらしていく.まだまだ景気回復は低調だっていうのに.
[コラム要旨3] なのに,どうしていま緩和手じまいのメッセージなんか出してるんだろう? クルーグマンの推測では,右派からの「金融緩和はドルの『毀損』だ!」といった攻撃に譲歩しつつあるんじゃないか,ちょっと景気動向がよくなったのを言い訳に使っているんじゃないか,とのこと.
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