- 第1章 短い論証
- 第2章 事例による論証
- 第3章 類推による論証
- 第4章 権威による論証
- 第5章 原因についての論証
- 第6章 演繹的な論証
- 第7章 長文の論証
- 第8章 論述文
- 第9章 口頭で論証を述べる
- 第10章 公開討論
- 付論I: よくある誤謬
- 付論II: 定義について
- 参考資料(リソース)
古い第3版は翻訳書が出てる:
- 『論理的に書くためのルールブック』(古草秀子=訳,PHP,2005年)
じゃあ第5版をわざわざ訳す意義はあるのかっていうと,それなりにあるとぼくは思ってる(ので訳してる).まず,新しい版で加えられた章がある.口頭発表のやり方や公開討論についての助言(第9章,第10章)がそれだ.また,本文もけっこう手が加えられている.あと,これは好みの部分も大きいけれど,古草先生の訳文は割とかたい文体にしてある.でも,ウェストン先生の語り口はもうちょっと軽妙だ.ぼくとしては,そういうスタイルを日本語でも活かした方がいい本になると思う.
ともあれ,いまのところどっかから翻訳書が出版される予定はないし,たぶんバカ売れするものでもない.それでも,長らく読まれてるだけのことはあるコンパクトな良書で,新規の訳書にも意義はあると思うんだけど――どんなものでしょうね?
追記: 旧版の訳者でもある古草先生の訳で第5版の翻訳書も出たYO! [Amazon]
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