『ガーディアン』によるインタビュー記事 (via Xperia blog / Pocket Now):
- Joanna Goodman, "CEO Kaz Hirai on Sony turnaround: 'My job has been to revive pride in what we do,'" The Guardian, January 17, 2018.
- 「aiboで生まれた「感動体験」を世界に。ソニー平井社長に聞く8K、車、OS、スマホの次」『AV Watch』2018年1月11日.
日本ではまだそれなりに存在感があるけれど,海外ではどうにも冴えないし収益面でも困った感じのスマートフォン事業について,もう撤退した方がいいという声もあるがいかがです,と話を振られての答え:
“The reason we’re doing that is not because we think smartphones are the future, but because we have to have some devices connected to a network in order to communicate. If we get out of the [communications] space, we won’t have the opportunity to play in the next paradigm shift.”
(「我々はスマートフォンをやっているのは,べつにスマートフォンが未来だと思っているからではなくて,コミュニケーション(通信)のためになんらかのデバイスをネットワークに接続せざるをえないからです.もしも[コミュニケーション]空間から出て行けば,次のパラダイムシフトでなにかやる機会を失ってしまいます」)
“It’s not about the smartphones of today; it’s more about looking beyond smartphones – at what are we going to be doing – and to be a player in this space; ideally to be a leader. For that strategic reason, I want to make sure we stay, not in the smartphone business, per se, but in the communications business.”西田さんのインタビューでもだいたい同じ話がでてくる.こっちの方が趣旨がわかりやすいかな:
(「今日のスマートフォンの問題ではないんです.それよりも,スマートフォンの先を見越した問題,その先で,我々がなにをやることになるのかの問題であり,その空間でプレイヤーであろうとすることが重要なんです.理想を言えばそこでリーダーになることですね.戦略的な理由から,ここに必ずとどまっておきたいと思っています.スマートフォン事業そのものにではなく,コミュニケーション事業に,です.」)
平井:ソニーの将来の戦略として「コミュニケーションビジネス」の可能性が大きいのは間違いありません。今はスマホですが、どこかでパラダイムシフトがやってくるでしょう。むしろ、次のパラダイムシフトを作るくらいの勢いでやらないといけません。
次のパラダイムでも、弊社は引き続きプレイヤーでいたい、と思っています。そのためには、今のパートナー、例えばネットワーク各社さんであったりQualcommであったりとの関係をキープしたい。止めてしまうと、次からまた新たに関係を構築しなければなりませんから、もう次はできません。
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