「Aという説を主張するとき、Aを支持しない論拠が無視・軽視されているかもしれない」と疑うのはもっともなことだけれど、「Aという説を主張するならAを支持しない論拠は無視・軽視されているにちがいない」と決めつけるのはおかしい。まして、「Aという説を主張することは、それを支持しない論拠を無視・軽視することにほかならない」なんてことはない。こうして書いてみれば当たり前のことだけれど、そうした区別なしに「中立」を求める人に出くわすことはたまにある。
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