指にはめるプレゼンタ：コクヨ「黒曜石」

指輪っぽい形状のプレゼンタ，コクヨ「黒曜石」を買ってみた．

ぼくは，PowerPoint のスライド操作にワイヤレスプレゼンタをずっと使っている．とくに授業で使う場合には，講師がずっとPCの脇にはりついていなきゃいけないなんて，ばかげている．学生さまの様子をみたり個別になにか手伝ったりと，教室のあちこちに動き回りつつ，スライドの操作もできた方がいい．


ただ，いままで使ってきたプレゼンタは手に持って操作するしかなくて，メモをとったりハンドアウトをみたりするときの邪魔になりがちなのが難点だった．うっかり落として壊してしまったこともある．

で，もうちょっとどうにかなんないかと思って，また新しいガジェットに手を出してみた．

このプレゼンタは，文具でおなじみのコクヨからでている製品で，指にはめて使える．できる操作は最低限にしぼりこまれていて，中央のでっかい 'NEXT' ボタンでスライドを先に進める他は，スライドを前の段階に戻す 'BACK' ボタンと，スライドを非表示にして画面を黒くする 'BLACK OUT' ボタンがそれぞれ脇に配置されているだけだ．タイマー機能とかレーザーポインタ機能なんかはまるっと省かれている．

中央の NEXT ボタンでページ送り．左右に画面暗転とページ戻しのボタンがある．

右側面にはスライド式の電源スイッチがある．

左側面にはペアリング用のボタンがある．出荷時にペアリングできてるのでたぶん出番はない．

固定用のパーツは大小2つ付属してくる．大きい方が指にはめて使うパーツで，人差し指にはめてみたところ，ぼくの場合はやや締め付けがきつく感じた．もう一個の小さいパーツは「ペンタイプレーザー用リング」と記載があり，細長いレーザーポインタにとりつけて使うように想定しているらしい．

本体裏側と，大小の固定用パーツ．

本体の他に USB ポートに差し込むレシーバが付属している（Bluetooth接続ではない）．そこそこ小型で，かさばらない．ただ，たとえばモバイルノートPCにずっと差しっぱなしにして持ち運べるほど小さくはない．

専用のUSBレシーバはそこそこ小型だ．

Microsoftのマウス用レシーバ（左）と比べると，そこまで小型ではない．

出荷時に本体とレシーバのペアリングはすんでいるので，ユーザはたんにレシーバをPCの USB ポートに差し込めばすぐに使い始められる．あくまでなにか支障が起きた場合にかぎって，本体側面の 'ID'ボタンでペアリングしなおすようになっている．

受信できる距離は公称で半径15mとなっている．まだ実地に試していないけれど，大教室でなければ実用に困らないだろう．

パッケージの中身．あとは，保証書兼用の説明書が付属している．

電源はアルカリボタン電池 (LR43) 1つで，製品に1つだけ付属してくる．たぶん，そんなに長持ちはしないので，早めに予備を確保しておいた方がよさそうだ．

付属品のポーチに本体とレシーバを収めた状態．単三電池との比較でわかるように，こじんまりとまとまる．鞄に入れてもかさばらないだろう．

とりあえず，こんな感じ．