2014年6月22日日曜日

どうでもいい話:不要本を片付けた

ぼくもクソオタの端くれなので,これまで漫画・ラノベはそこそこ買ってきた.月日とともに増えていく物量は,たった2つしかない本棚に収まるわけもなく,ダンボールにつめては押し入れに押し込んだり,机の下に積み重ねたり,トイレや玄関の壁面にちょっとしたタワーを立てたりしてきた.なにもしなければ,生活スペースは圧迫されていく一方だ.

それでもここ何年かはマシになった方だった.裁断しては ScanSnap [Amazon] でスキャンして PDF にしてハードディスクに「お引っ越し」させてきたからだ.それでも急激に減るわけもなく,大多数はほぼ二度と読み返されることもないまま死蔵させてきた.

――が,とあるきっかけで,大幅に減らすことにした.


虫がわいたのだ.

といっても,本そのものにわいたわけじゃなくて,本を積み重ねてる下のマットにうじゃうじゃとわいた.小さくて黒い虫を妙によく見かけるなと思って調べたら,ヒメマルカツオブシムシというやつだった.

ヒメカツオブシムシの幼虫は,衣類を食害する.こんなものにウチの部屋で栄えてもらってはこまる.

で,さっさとてきぱき迅速に片付けることにした.換金よりもすばやい処分が目的なので,このさいカンタンにすませられそうなブックオフに買い取り依頼を出すことにした.

ダンドリは単純で,会員登録して,オンラインフォームから申し込むだけですむ.初回には身分証明のコピーを添付するか,または写真にとって画像ファイルを会員ページにアップロードする必要がある.これもとくに手間はとられない.あとは,
買い取りを申し込む→ダンボールにつめる→玄関先で集荷してもらう
ひたすらこの繰り返し.

数回におよぶ作業で,今回はこれだけ片付いた:

  • 書籍(大半はラノベ): 217点,¥457
  • 漫画:701点,¥6,378
  • CD:101点,¥15,318
  • DVD:3点,¥64

見てのとおり,ラノベは紙くず同然だし,漫画も多くは5円や1円でしかなく,たまに50円とか100円といった値段が付くものがあるくらい.それに比べれば CD はいい値段がついたけど,それだって 1枚あたり平均150円ちょっとにすぎない.それに,買い取り拒否で値段がつかなかったものも多い.それでも,とにかく片付けたいこちらにとっては,ブックオフで処分してくれるのがありがたい.(10年ほど前に同じように漫画を数百冊処分したときには,数万円になっていた記憶がある.この間にずいぶんと価値が下がったのかもしれない.)

ちなみに,ブックオフの買い取り結果ではタイトルと買い取り価格がすべて記されている.このへんは明朗でしっかりしていると思う.

[▲買い取り結果の一部.切ない数字が並んでいる]


他と比較してはいないけれど,ブックオフ買い取りの長所と短所は次のようにまとめられそうだ:

【長所】

  • 手続きが簡略で早い
  • 梱包だけやればよく手軽
  • 査定結果が明朗

【短所】

  • おそらく他にもっと高く買い取ってくれるところはあるはず


換金が主な目的なら,他にいいところを探した方がよさそうだ.今回は,とにかく早く片付けるのが最優先だったので,多少おしい気持ちはあるものの,広がったスペースに満足してる.

買い取られていった漫画のリストを見ていると,「そういえばそんな作品があったなぁ」となつかしくなる.だが,残しておけばよかったとは思わない.残すべき物はだいたいスキャンしてあるし,実はそんなにコレクション欲のない人だったのかもしれない.

最近はぼくも電子書籍ですませることが増えてきたし,紙媒体で買ってもたいていはスキャンして片付けている.理想を言えば,いずれ本棚をなくしてしまいたいとすら思っている.

なお,その後,ヒメマルカツオブシムシは徹底的に駆除した.

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