ベン・バーナンキ『リフレが正しい』(高橋洋一=監訳,中経出版)が今日,発売になります [Amazon].
FRB議長バーナンキの講演・プレスリリースの翻訳と,監訳者の高橋洋一氏(暗黒卿)による解説を編集した一冊になっております.(ぼく自身は,講演2点の翻訳で協力しただけです.別途,サポートページを用意しましたので,そちらを参照ください.また,第1章・第5章のサポートは,こちらを参照.)
収録内容
本書に収録されている翻訳7項目のうち,3項目は今回はじめて邦訳されたもので,残り4項目は『リフレと金融政策』(日本経済新聞出版社,2004)に旧訳があります.ただし,7つの翻訳いずれも,本書のために新規に訳されています.
また,『リフレと金融政策』にあった「ミルトン・フリードマンの九〇歳の誕生日を祝して」は本書自体に収録されてこそいないものの,読者のために無料PDFが配布されています.前半だけが掲載されている「ンフレ率の下落が好ましくない理由」の後半パートも,こちらで無料配布されています.
目次
はじめに――バーナンキはなぜ「アベノミクス」を評価するのか?[解説・高橋洋一]1. インフレ率の下落が好ましくない理由(抄訳)
- 原文:"An Unwelcome Fall in Inflation?" (July 23, 2003)
- 旧訳:「インフレの好ましくない下落?」
- 原文:"Deflation: Making Sure "It" Doesn't Happen Here" (November 21, 2002)
- 旧訳:「デフレ―アメリカで「これ」が起きないようにするためには」
- 原文:"A Perspective on Inflation Targeting" (March 25, 2003)
- 旧訳:「インフレ目標の展望」
- 原文:"Central Bank Independence, Transparency, and Accountability" (May 25, 2010)
- 旧訳:(なし)
- 原文:"The Economic Outlook and the Federal Budget Situation" (February 2, 2012)
- 旧訳:(なし)
- 原文:"Press Release" (January 25, 2012)
- 旧訳:(なし)
- 原文:"Some Thoughts on Monetary Policy in Japan" (May 31, 2003)
- 旧訳:「日本の金融政策に関するいくつかの論考」
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